やるやん!トヨタ新型カローラクロスが安全性能最高評価の「ファイブスター賞」を獲得!コスパも考慮したらここまでバランスの取れたモデルは珍しいかもしれない
トヨタ新型カローラクロスがファイブスター賞を獲得!…ところでファイブスター賞って何?
2021年9月に発表・発売されて1年3か月近くが経過したトヨタ新型カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)。
私も同年11月に納車されて1年以上が経過していますが、何とこのモデルが、国土交通省とナスバ(独)自動車事故対策機構が自動車の安全性能を評価・公表する自動車アセスメントにおいて、最高評価にあたるファイブスター賞を獲得したことが明らかとなりました。
このファイブスター賞は、「予防安全性能評価」と「衝突安全性能評価」共に最高のAランクを獲得していることや、万が一の事故発生時にエアバッグ展開と連動し、専門のオペレータを通じて警察や救急へ自動通報する「事故自動通報装置」を装備していることが重要となっていて、これらを満足して初めて獲得することが可能となります。
既に主要モデルが獲得しているファイブスター賞ですが、まさかこのタイミングでカロクロも受賞するとは予想もしていませんでした。
具体的にどのような評価結果だったのか、早速チェックしていきましょう。
予防安全性能はAランク(93%)
まずは新型カローラクロスの予防安全性能を見ていきましょう。
本モデルにて評価されたポイントは以下の通り。
◇自転車や夜間の歩行者を検知可能な被害軽減ブレーキなど複数の予防安全システムをパッケージ化して標準装備
◇駐車場などの低速時に壁や車両を検知し、踏み間違い時にエンジン出力抑制とブレーキ制御により衝突被害軽減に寄与する踏み間違い時加速抑制装置を装備
◇後退時、左右後方からの接近車両を検知し注意を喚起。衝突の危険がある場合には、ブレーキ制御によって衝突被害軽減を支援する後退時衝突被害軽減ブレーキを装備
この評価内容に対し、評価ランクとしては84.86点/91点満点 → 93%となるため「Aランク」を獲得しています。
ちなみに、同ブランドの新型ノア/ヴォクシーやbZ4Xもファイブスター賞を獲得していますが、新型ノア/ヴォクシーは100%でAランク、bZ4Xは99%でAランクを獲得しています。
なお参考までに、予防安全性能の各項目の点数は以下にまとめていますが、高機能前照灯の28%以外は全て100%というのが気になるところ。
【新型カローラクロスの予防安全性能一覧】
◇AEBS(対車):100%
◇AEBS(対歩・昼):100%
◇AEBS(対歩・夜):100%
◇AEBS(対自転車):63%
◇車線逸脱抑制:100%
◇後方視界:100%
◇高性能前照灯:28%
◇ペダル踏み間違い時加速抑制
[予防総合得点]
・ランク:A
・得点率:93%
・総合得点:84.86点/91点満点
ちなみに独立行政法人・自動車事故対策機構(NASVA)によれば、高機能前照灯とは、夜間走行時に前方の交通状況によって、前照灯の照射範囲を自動的に適切なものへ変更させることを目的として、「自動防眩型前照灯」又は「自動切替型前照灯」の機能を備えた前照灯のことを指していますが、いわゆるアダプティブLEDヘッドライトのことを指しているのでは?と推測。
◇自動防眩型前照灯:前方の先行車や対向車を検知し、眩しさを与えないようハイビームの照射範囲のうち当該車両のエリアのみを部分的に減光
◇自動切替型前照灯:前方の先行車や対向車を検知し、ハイビームとロービームを自動的に切り替えます